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  • #NITSnews: WhatsApp公式チャンネル

    #NITSnews: WhatsApp公式チャンネル

    この度、WhatsApp公式チャンネルを2種類作成しました。より早く情報をゲットでき、ツイッターのように他の投稿に埋もれずに重要なトピックのみをピックアップした2種類のチャンネルは、9月9日からご利用いただけます。

    WhatsApp公式チャンネルは、お手持ちの携帯に導入されているWhatsAppで閲覧可能です(Web版、PC版ではご利用いただけません)。公式チャンネルでは相手の名前や電話番号は見えないので、個人情報がほかの参加者に見えないことが強みです。ちなみに管理者の私にも見えませんので、ご心配なく!

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  • #NITSnews: Taunusbahn、17kmの電化工事の認可

    #NITSnews: Taunusbahn、17kmの電化工事の認可

    ディーゼルから水素へ変わった路線も、早速水素から電気へ。2022年9月撮影

    フランクフルトの北に位置するFriedrichsdorfから、くねくねと曲がりながらおよそ36km続くタウナス山脈のローカル線、Taunusbahn。2022年にはディーゼル気動車から水素電車に切り替わった路線だが、この度、電化工事を開始するための認可が下りた。

    今回、電化工事の認可が下りたのはこの路線の起点となるFriedrichsdorfから路線のほぼ真ん中に位置するUsingenまでの約18km。Usingen以北のGrävenwiesbachまでの10kmほどは第2段階として今後検討に持ち込まれるが、Grävenwiesbachから路線終端のBrandoberndorfまでの残りの8kmほどは電化の予定はないとされている。なお一部の交換駅を除いて基本単線だが、電化工事にあたり、将来的なダイヤパターンの計算上で必要になる Saalburg – Wehrheim 間2.3kmほどを複線化することになっている。

    以前運行されていたVT2E型ディーゼル車。

    まず、Taunusbahnを紹介するにあたっては、DBの路線では無いことを解説する必要がある。国鉄時代はもちろんDBが保有していたわけだが、民営化後にはHochtaunus地区が買い取り、地区の公共交通部門を本役所から分割してVHT (Verkehrsverband Hochtaunus) が誕生した。こちらが線路を保有する会社となり、現在でも所有者のため当プロジェクトの計画主でもある。余談ではあるが、路線と共に再開業当初に導入されたVT2Eの11編成も所有していた。なおVHTには技術者は在籍していないため、インフラ関連の業務は近隣にほぼ同規模の路線を所有しているFKE(Frankfurt-Königsteiner Eisenbahn・現HLB (Hessische Landesbahn))に委託している。

    なお路線の大半の橋やトンネルなどの構造物は100年以上の歴史があるため、文化財として保護されている。

    現在Taunusbahn沿線からフランクフルトに向かうには、平日ラッシュ時のみに運行されるフランクフルト中央駅行き直通便の数本を除いてはFriedrichsdorfまたはBad HomburgにてRB15(Regionalbahn・中距離タイプ)からS-Bahn(近距離通勤タイプ)に乗り換えが必要となる。

    計画では、電化終了後にフランクフルトからFriedrichsdorfまで乗り入れているS5をUsingenまで延長運転し、S-Bahnの走行範囲を増やすこととなっている。近年人口増加が続くフランクフルト近郊のラインマイン地区の活性化や、フランクフルトの中心地まで乗り換えなく一本でたどり着けるような路線にすることを目標に挙げている。これにてUsingenからフランクフルトのルート上は、現在は必要な乗り換えが今後は解消される。

    なおUsingen以北に住んでいる利用者にとっては、乗換駅がBad HomburgからUsingenに変わるわけだが、こちらは到着ホームにて対面乗り換えができるようなダイヤ設計を目指すとされている。

    プロジェクトページより引用した電化計画区間。

    電化工事プロジェクトの話が持ち上がってから、近隣住民による反対も少なくはなかった。主に利用者からは、なぜ路線終端まで全てを一斉に電化しないのか、路線全体の品質を下げる工事なのではないかなど、当初はかなり不透明な計画を疑問に思う声が多かった。他にも複線化工事や電化工事に際しての土地の所有権に関する揉め事や架線柱による景観美の低下、さらには騒音問題などもたびたび議題に上がり、政治的に解決しようと試みる地域もあったとのこと。大半の疑問は後に計画の詳細が発表されていく中で解決したものも多いが、批判の中には正しい指摘も多数あり、それらは特に対応されることなく工事計画が認可されてしまった部分もある。特に、プロジェクトが開始されてから認可が下りるまで異常に長い時間を費やしたことも大きな問題として定期的に取り上げられていた。

    Bad Homburg に停車中のS5。今後はロングランナーとなるか。

    なかでも有耶無耶にされてしまい、最終的には納得できるコメントなく認可が下りてしまったのは「中距離型車両から近距離型車両への変更」である。中でも問題視されたのは、必要以上に多い扉の数による座席数の減少。他にもバリアフリー兼自転車スペースの減少も話題に上がっていたが、こちらはS-Bahn車両のリニューアル時にフリースペースが増設されることが確定したためあまり問題として取り上げられなくなっている。S-Bahn車両の扉の数(4両編成一本(70m)につき12箇所)はフランクフルト市内の定時運転を行うにあたって必要不可欠ではあるが、Usingenほど郊外となると確かにもっと少なくても十分ではある。

    また、Usingenからフランクフルト市内までは所要時間が50分ほどと予定されているが、車内にトイレ設備がない状態での運行となることも問題として挙げられた。一部の途中停車駅に設置されている簡易型トイレを使うにしても、後続の列車が来るまで30分待つ必要がある。Usingen以北の利用者にとっては、さらに厳しいかもしれない。

    プロジェクトが批判を集めたのは、もう一つ大きな原因がある ー それは、電化工事が完了したところで列車の本数が増えないことだ。ディーゼル車両を3編成(計90m)繋いでも積み残しが発生することがあった路線が、S-Bahn車両2編成(計140m)で運行されることになるのは立席を含むキャパシティ的に見てありがたいが、ダイヤ上では運転間隔に変化はないどころかラッシュ増発便が減少したのである。2022年12月のダイヤ改正ではディーゼル車両引退と共に燃料電池車両が導入された。車両も一斉に交代したが、この際に事業者も変更となり、その際に大本のRMV(Rhein-Main-Verkehrsverbund、ラインマイン交通協会)によるダイヤの発注が変更されたのであった。電化プロジェクトとは一見関わりが無いように見えるが、この減便が沿線利用者の不満を拡大させ、反対派を増やしてしまった。本数が増えないのに電化工事を行うのは採算が取れないのではないかなどとの批判もあった。

    2015年から開始されたこのプロジェクトは、本来は2017年に認可され2019年に電化開業予定だった。当初の予想以上に集まった批判や問題解決に時間を要したことも原因の一つではあるが、解決が長引いたことによって変更された法律や基準も多く、その都度計画を合わせる必要もあったためさらに長引いたという。

    認可が下りるまで7年ほど遅れを取ったとはいえ、ついにUsingenの駅にて2024年8月28日に記者会見が行われた。NITStrainもこの度、公式に参加させていただく機会を得た。

    記者会見では当プロジェクトを認可した Regierungspräsidium Darmstadt (ヘッセン州政府の内務省を上級官庁とする県庁) よりHilligardt、RMVより代表取締役Ringat、Hochtaunus地区(郡)より郡長Krebs、VHTより代表取締役Denfeld及び広報Dienst、鉄道部門担当Träxlerが認可書の受け渡しを行った。なお余談ではあるが、電化工事を代表するイメージ画像には Bad Homburg の駅舎を背景に、「S5 Usingen」行きとコラージュされたS-Bahnの車両が映っているが、こちらはNITStrainが依頼を受けて作成を担当したものとなっている。記者会見では質疑応答も行われ、詳しい返答はなかったものの、完成を2030年までに目指すとのこと。今後、工事を行う会社の競争入札などの進み具合などにも影響するとされ、このプロジェクトにかかる金額も最終的にはまだ不明だという。

    Usingen駅にて、バナーを前に認可書の受け渡しが行われた

    非電化区間の電化工事に対する取り組みは、ドイツ全域においてやや消極的であると言っても過言では無いだろう。政治家の発言などに基づく計画段階までの取り組みは多く見られるが、実際に詳細な計画に移行したり実行できる段階まで進んだ電化プロジェクトは非常に少ない。2023年の統計では国内の鉄道線の路線長はおよそ33351kmとされており、そのうち20851kmが電化された区間。確かに電化区間は徐々に増えてはいるが、完全新規開業の区間や蓄電池車両用の充電架線設備を除くと、最後の電化プロジェクトは2022年に遡り、2023年と2024年には一切電化工事が行われていないこととなる(注釈・2024年6月にNibelungenbahnの4.6kmが部分電化されたが、こちらは一時的な措置とされ12月には再度撤去されることから統計から外している)。予定されており定期的に話題に上がる大規模な電化工事プロジェクトは複数あるが、いずれも認可取得中の段階だったり長年の遅れを取った上でやっと作業が開始したところなどが多い。

    電化工事にこれほどにも消極的な背景に、蓄電池車両や燃料電池車両の登場も少なからず影響している。電化プロジェクトも本来の目的は脱炭素であることから、インフラストラクチャーに大掛かりに手を加える必要が無く、ディーゼル車両をカーボンニュートラルな車両で置き換えれば良いといった判断であろう。

    実際に当計画にて、既存の電化区間ではパンタグラフで走行し非電化区間ではバッテリー走行ができる蓄電池車両を導入すればよいのではないか、などといった批判も相次いだ。S-Bahnの特殊構造を理由にすぐに片付けられてしまったが、このような考えはほかの地域では採用されているようで、ここ2年ほどで蓄電池車両などの運行範囲は格段に広がった。別の記事でも記した通り、これら最新型車両が本当に長期的な脱炭素の鍵となるのかはさておき、長い大掛かりなプロセスを避けては通れない電化プロジェクトを開始するより楽に早く導入できる車両も一つの手段ではあるのかもしれない。

    2022年のイノトランスで展示された蓄電池車両や燃料電池車両

    計画のみで計上すると、この先10年間で累計およそ1740kmにも上る電化プロジェクト計画がある。今回のTaunusbahnの18km弱の電化は、そのドイツ全域の電化計画のたった一部に過ぎない。とはいえ、このプロジェクトが完成するとDBではない小さなインフラ所有者でもこのような大きな計画を実行することができる証明にもなり、他の地域の同業者を勇気づける一歩にもつながるのかもしれない。今後のこのプロジェクトの進展にも、そしてドイツ全域の今後の鉄道の変化にも注目していきたい。

  • #NITSnews: サッカー大会の取り組みと臨時列車

    #NITSnews: サッカー大会の取り組みと臨時列車

    ドイツ各地で行われるサッカーヨーロッパリーグ。一部地域ではラッピング車両も登場。

    乗車に関する特殊ルールやチケット関連など

    国際長距離列車の座席指定義務

    ダイヤ改正情報ページでも紹介済みの通り、6月1日から9月1日まで利用者増加が見込まれるため、全ての国際長距離列車で座席指定が必要となる。当該の列車は一部区間にて座席指定料金が無料となる代わりに、人数分の席の予約が必須となりますので注意が必要。対象列車: 国境を跨ぐ長距離列車(ICE、ECE、IC、EC・一部区間を除く)。中距離列車や近郊列車は影響しない見込み。

    36時間チケット

    試合を現地観戦される方で、「UEFA Euro 2024 App」を所持している方は36時間チケットを利用可能。検札時には身分証明証の提示が必要となる。試合当日の朝方6時から試合翌日の18時まで有効。有効期間は試合開催時の試合開催地域のみ。有効範囲は以下の通り。
    ・ケルン、デュッセルドルフ、ドルトムンド、ゲルゼンキルヒェンの試合日: VRS、VRR管区内全域
    ・フランクフルトの試合日: RMV管区内全域
    ・シュツットガルトの試合日: VVS管区内全域
    ・ミュンヘンの試合日: MVV管区内全域
    ・ライプツィヒの試合日: MDV管区内全域
    ・ハンブルグの試合日: HVV管区内全域(ハンブルグ郊外含む)
    ・ベルリンの試合日: VBB管区内全域(ブランデンブルグ地域含む)
    「UEFA Mobile Tickets App」とは異なり、そちらでは36時間チケットは配布されていないのでアプリダウンロード時には注意が必要。

    臨時増発列車について

    長距離列車部門

    各種主要ルートで車両増結や臨時延長運転が行われる。特にウィーン便は史上初めて2編成連結14両編成での運用となる。ほかにも開催地同士を結ぶ路線を中心に、国際列車も一部が増発される予定。

    ほか、ポーランドのワルシャワからベルリン経由のドルトムンド行きが一部日程に設定される。

    スイスからは、一部日程にチューリッヒとケルンまたはフランクフルトを結ぶ臨時列車が設定されている。

    近距離列車・Berlin市内

    注意・ベルリンで試合開催時のみ

    市内から開催地のOlympiastadionまではS-Bahnが3倍の本数が運転され、ほぼ3分間隔の運転となる。特に夜間も増発され、市内から各方面のアクセスが維持される。

    地下鉄U2号線も増発運転が行われる。元から車両サイズが小さいため、できる限りS-Bahnを利用することをお勧めする。

    中近距離列車・Frankfurt近郊

    注意・フランクフルトで試合開催時のみ

    中央駅からスタジアムに向かうS7/S8/S9が増便されるほか、通常は通過するRE2、RE3、RB58、RE70が臨時停車を行う。フランクフルト郊外へのアクセス確保のため、試合に合わせてRB41(Gießen方面)、RE50(Fulda方面)、RE70(Mannheim方面)にてスタジアム直通の臨時列車が往復設定される。同じくスタジアムへ向かう市電21号線に加え、臨時20号線も運転される。その他の路線では車両増結によるキャパシティ増強が行われる。

    中距離列車・Köln – Düsseldorf – Gelsenkirchen – Dortmund

    上記4都市を結ぶRE24が期間限定で新規に設定。ほぼ60分毎運転され、一部の途中駅にも停車する。運行はDB、CBB、TRIの3社共同となっており、5編成が運用に就く見込み。
    ※上記の臨時RE24は通常のチケットで乗車可能。一部バリアフリーではない車両での運転の場合あり

    RE24運行ダイヤはこちら(PDF)。線路工事の影響で、6月と7月では運転時刻と停車駅が一部異なる。その他の区間でも一部列車が臨時運転を行うほか、一部列車のキャパシティが増加となる。

    (撮影者向け・DBはLufthansa塗装やTEE塗装のBR111を使用予定のほか、Touristikカラーの編成を組む予定。7月11日から終わりまで、DB1運用はTRIによって運転される見込み。TRIは自社カラーに塗り替えたダブルデッカー車で運転される見込みで、営業運転に就くのは今回が初めてとなる予定)

    市内交通・Gelsenkirchen / Bochum

    注意・ゲルゼンキルヒェンで試合開催時のみ

    ボーフムやゲルゼンキルヒェンの駅や市内からスタジアムのアクセスは、市電302号線が増強される。本来はボーフムの管轄だが、普段は入線しないエッセンの車両貸出運用が行われ、増発運転が行われる見込み。

    市内交通・Leipzig

    注意・ライプツィヒで試合開催時のみ

    市内の一部区間が封鎖されるため迂回運転となる。一部通常路線が区間運転となる代わりに、スタジアムへ向かう臨時路線が3系統設定される(51号線、54号線、56号線)。

    中距離列車・München近郊

    注意・ミュンヘンで試合開催時のみ

    試合の時間に合わせて、各種主要都市のアクセス強化のために臨時列車が運転。通常列車はキャパ増強が行われる。

    中近距離列車・Stuttgart近郊

    注意・シュツットガルトで試合開催時のみ

    S1及びS11が増発運転されるほか、スタジアム直行の臨時U11号線が設定される。一部日程にはほかの地下鉄路線も夜間を中心に増発運転が行われるほか、シュツットガルト近郊の各種主要都市のアクセス強化のために複数路線にて車両の増結や増発が行われる。MEX12、MEX17、MEX18では全期間通して車両が増結されて運転される。

  • #NITSnews: フランクフルト、車両と人員不足で馬車代走

    #NITSnews: フランクフルト、車両と人員不足で馬車代走

    フランクフルトに馬車再来。保存車も活躍することに。2022年9月撮影

    フランクフルト、車両と人員不足で馬車代走

    昨今どの地域でも問題になっている人員不足や車両不足。フランクフルトでは対策として、馬車を新規導入する様子。

    現在でもすでに人員不足の影響で減便ダイヤとなっており、U5及び市電14号線では区間運休も行われている。減便により改善されるかと思いきや、引き続き突発的な運休などが目立つ。加えて、車両基地でメンテナンスを行う人員も人手不足が目立っており、車両整備が追い付いていないため列車が足りなくなってしまっている、極めて厳しい状況。本数を減らしてから2か月ほどたった4月1日、減らない運休本数を抑えるために馬車による代走運転が行われることが決まった。

    保存されている167号客車のほか、新規に馬車用の客車が39台導入される予定だった。新たに加わった車両は複数客車を連結できるしようとなっており、キャパシティも十分確保されている。なお製造会社は納入遅れで有名な会社ともあり、今朝の時点でまだ半分の20両しか届いていないとのこと。納入遅れのお詫びとして、他の地域でもよく見る「無料で追加の一両」が製造されるため、保存車と追加分を含めると41台となる。フランクフルトではU5型に続いて2例目となる。

    車両の進行方向を変えずに済ますため、両方の終端がループ線となっている12号線を中心に運転される。なお西の終端直前の森林区間は通常では時速60キロでの走行を行っており、馬車では走行時間を保てないため、一部時間帯の運用は所要時間が延びる。代わりに、ラッシュ時間帯となる朝方7時台と8時台及び16時から18時台には、2本に一本が一部の停留所のみに停車する急行としての運転が行われる。

    しかしながら、すでにラッシュのピークを迎えた7時半現在、一部の馬が疲労によって運用から外されており、再び運休に追い込まれている様子。特に森林区間の高速走行が体力の消耗につながったとのこと。また、客車を連結した運用では牽引する重さが倍以上となっているのも原因のようだ。

    車両不足、人員不足に加えてここで新たに馬員不足。特に馬働組合から、馬働環境の改善を求めるためのストライキも予告されており、再び厳しい状況になる可能性が高いと予想される。また、運用を離脱して休憩に入った馬たちは、牽引していた客車をそのまま線路上に放置したため、他の車両が通過できなくなり渋滞が発生しているようだ。運転再開まではしばらく時間がかかると思われるが、運行会社によると「このままでは以前よりひどい状況になるため、馬車の運転を今日限りで取りやめる」とのこと。

    導入された馬車の一部は庭の小屋としての再利用に向けて、後日販売を検討しているという。半数ほどにあたる22台は、地下鉄の入り口のモニュメントとして再利用する計画がたっているそうで、全ての車両が車庫でしばらく管理される見込みだ。

    地下鉄の入り口として再利用される馬車は、車体を斜めに切断して入り口部分の屋根として使う予定とのこと。すでに Bockenheimer Warte 駅の入り口に似たようなコンセプトとなる様子。なお納入遅れの関係上、まだ届いていない20両はすでに工場にてカットして搬入される可能性が高い。

    なお167号車は引き続き保存車として今後もフランクフルトの交通博物館で見学できるという。

    似たようなコンセプトの地下鉄入口。

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